Tik's 修理工房
 トップ > AV機器の修理 > SONY > PCM-7050
■ SONY PCM-7050 (DATレコーダ)

作成日: 2008/03/17






去年の日記で取り上げていたものがコレです。
放送用DATレコーダの最上位機種になります、
定価余裕で100万オーバーのものです。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

修理自体は去年の8月に終わってましたが、記事作ってなかったので今回作りました。



通電しましたが動作しません、というジャンク購入でしたが、家に来た時点で電源入りません(w
ジャンクではよくあることですね。

で、電源基板を見たところ、チェック用のポストが立っていました。非常にありがたい。調べたところ、40何ボルトだったか以外は全滅していました。

ボトムプレートを外すとトランス経由の電源基板がありましたが、こちらではなさそうでした。


ということで、後ろに出っ張っている電源ユニットが非常に怪しい。すぐ外れるのでチェックしてみました。

ケースを開けてみたところ、スイッチング電源ですね、如何にも怪しい感じです。


本体から切り離します。


品番はご覧の通りです。ニチコンのマークがありますね。


基板を取り外しました。


見た感じ普通ですが・・・


ちょっと近づくとご覧の有様だよ!

という感じで、電解液がダラダラ漏れていました。写真のものは銅板が侵されています。


半田面を見たところ。この機体はメンテナンスシールがなく、各基板をチェックした感じメンテナンス歴が全くなさそうです。


ただ、大きめの半田くずがいくつか・・・。コーティングっぽい内側だし、見た感じどうも製造時のっぽい。


電解は一次側のでかいの以外全部だめでした。
また、上の写真でも全体的に半田が少なくボロボロになっていますが、手前のダイオードは全部半田割れかけでした。


スイッチング電源の電解は全部交換します。元はニチコンのスイッチング電源用で、PL、PWシリーズでした。

私的にはニッケミも好きなので、ニッケミのKZH、KZE シリーズを基本に、入手できないものをニチコンの PW にしました。

一部を除き、いつもの三栄電波で購入。無茶苦茶安くはないんですが、変なものでも入手でき、かつ常に在庫持ってるので助かっています。


全数交換終了。
交換より、むしろ電解液の掃除の方が大変でした。取り付け向き的に、ICなんかがほとんど被っておらず幸いでした。

でかい自立型大型電解は、ニッケミの KMM です。同じツメ端子で、リードピッチや直径が同じなのでピッタリです。


で、電源入りました!

が、メカエラーが出ます。テープを入れるとローディングしますが、しばし固まった後吐き出されます。これなら楽勝です。


ちなみに、購入時からわかっていましたがアワー87時間でした。


メカはもう・・・なんか見慣れたメカです(w

どう見ても 1000ES のあのメカですね。ヘッドとかは違いますが、ベースは同じかと思います。あのメカ好きなので嬉しいところです。

しかし、DAT1号機のメカがずっと残ってたのも素晴らしいですね。


4ヘッドです。

これより新しいメカより、正直一番安心できるメカだと思います。1000ES では記事でも取り上げたようにベルトが多用されていたことが唯一の欠点でしたが、こちらではそれがありません。

あとはロータリーエンコーダくらいですか。とはいえ、今のものは割れにくいようです。私が交換して一番長いのはまだ5年くらいですが、割れているものはありません。


定番中の定番ですが、ロータリーエンコーダが割れており、メカ位置がわからなくなっていました。


で、部品を注文しました。

ロータリーエンコーダの他、ピンチローラASSY、ブレーキも同時注文しています。
1000ES などと共用です。1000ES が未だ延命できているのも、このへんが共用なせいではないかと思います。


ロータリーエンコーダはコネクタの他、半田付けが必要です。

なお、ブレーキは大丈夫そうだったので交換しませんでした。予備として持っておきます。

内部見たところ、通電時間が酷そうですが、メカ自体はアワー通り使ってなかったようです。


ハネ上げている基板は、テスト用に便利なLEDが付いており、メカ状態が把握できます。

また、右に見えているでかいのがAD/DA 基板です。奥行きだけで 40cm くらいあります。最初見たときは圧巻でした。なお、オーバーホールを受けた機体も見たことがありますが、

Cerafine → STARGET
DuolexII → Cerafine

と交換されていたと記憶しています。オリジナルは前者です。ELNA系ですね。交換される方は参考にどうぞ。

この下にシスコン系と思われる基板が2枚あり、3階建てになっています。


動作中はLEDが点灯し、テープの背ラベルが見えます。


動作テストさせたところ、バッチリOKでした。

また、カメラから TC を貰っての運転などもOKでした。が、TC のレックランじゃなくフリーランはないんですかねコレ。下位機種だとあるんですが・・・。




さすがというべきか、メンテしてしまえば安定していて良いデッキです。
とはいえ今更ですから、正直使わない人から見たら不要だと思います。

ヘッドホン出力の左が極端に小さいので、そのへんも修理予定です。





◆ 戻る