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■ Panasonic NV-DHE10 (D-VHSビデオデッキ)

作成日: 2004/11/06
更新日: 2009/03/12






松下のD-VHSデッキです。

今回ちょっと高額でしたが、ジャンクとして購入しました。
テープの取り出しが出来なくなり、テープは取り出せたが以後動作しない、だったと思います。


写真はメカを取り出したところです。
肝心な写真は取り損ねましたが、カセコンが陥没していました。
幸い、ロード位置に落ちていただけでしたので、修正しました。



カセコンを修正しても F0x 表示が出て動作しません。

モーターがうなっているので、確認したところ、モード切り替え用のギアが動きません。どこかひっかかっているようですので、分解してみます。

写真は、モード切り替え用のモーターを外したところ。ピンチローラーも外してあります。


写真は、まだ掃除前ですが、テープのカスなどなく、状態は良いです。

モード切り替え用のギアを外すと、このようになります。

外したギアで駆動されるのは、矢印の2つとピンチローラーですが、ピンチローラーは外しているので、写真の2つを確認します。

右側のカセコン用の方はOKでした。左側のメカ動作用の方が硬くて動きません。


駆動される箇所をひとつひとつ追っていくと、おかしな所を発見しました。

矢印の箇所で、スライドするプレートと、ローディングポストが接触しています。また、アンローディング状態でプレートが中央にいますので、ギア位相もおかしいようです。


このメカの部品取り機は持っていますので、ギア位相も比較できますし、存分分解できます。


先ほどのプレートとこのギアは繋がっていますので、無理に動かしてもダメです。

ということで、一旦ローディングポストをフリーにするため、裏側のギアを外します。


外れました。


一旦外したら、表のプレートと合わせつつ、ギアを組み込みます。

(これは組み込んだ後の写真です)


手順ですが、まず、右のギアを取り付けます。次に左のギアを、右のギアと合わせて(下を参照)、少し浮かせて取り付けます。

このとき、まだ左側のギアは奥まで押し込んではいけません。右のギアと噛み合った位置(噛み合わせた状態)で浮かしておきます。


ローディングポスト駆動用ギアのギア位相ですが、正常なメカと比べたところ、以下のようにすれば良いようです。

右側のギアの矢印と、左側のギアのへこみを合わせます。


左右のギアを噛み合わせた状態で、左側のギアをやや浮かした状態を維持しながら、今度は表のプレートとギア位置を合わせます。

プレートの一段目のへこみに、ギアの一段目の山を合わせればOKです。この状態で、左側のギアを奥まで押し込みます。

合わせている時に、裏面の左右のギアがズレた場合は、合わせ直します。


うまく組んだら、横長のプラスチックのプレートを動かしてみて、動作を確認します。


手で動かしてみると、なぜかまたズレてしまい、その後ローディングポストが戻らなくなりました。

先ほどのギア(左)の山が欠けてしまっているようです。これでは動作はできません。


仕方がないので、部品取り機から移植します。左側がDHE10、右が部品取り用のメカ。

斜めから撮影しているので大きさがおかしく見えますが、実際には同じメカです。


移植するものと、付いていたものを比較したところ。部品自体は同じものです。

左が移植するもの、右が古いものです。


交換したら、先ほどと同じようにギア位相を合わせます。


手でテストしてみて、問題がなければ組み立てます。

モード切り替え用のギアの組み方ですが、アンローディング(テープ排出)状態で組み込みます。

具体的には、丸がつけてある箇所の穴を、シャーシの穴と合わせればOKです。


また、右側の赤線をつけてある溝を覚えておいてください。次に、ギアの位置を決めるために使います。


ギアですが、矢印が書いてある線上に2つ穴があります。この穴と、先ほどの溝を合わせます。

あとは、ピンチローラーをギア上の溝に合わせて差し込めばOKです。


組み上がったところ。

書いてませんが、バネの取り付けを忘れずに。

掃除、グリスアップなどは、休み明けに消耗品を発注する予定ですので、そのあとに行います。


これで完璧!と思い、テスト動作させたところ、動作しましたが、アンロード方向にギアが動くと F04 表示を出して切れてしまいます。

原因は、コレでした。モードスイッチと本体のギアを噛み合わせる部分が半分欠けています。コレは交換しないと使えませんので、発注しておきます。

続きは、部品が来てから追ってレポートします。


注文していた部品が来ましたので、続きの作業を行います。

注文した部品は、ピンチアーム、モードSW、キャプスタンベルトの3点。品番等は以下の通りです。

各消耗品を注文する予定でしたが、ブレーキは問題なく、クラッチも問題なさそうでしたので、これらは見送りました。


品番 名称 代表機種 単価
VXL2785 ピンチアーム NV-SB606 \1,000
VDV0382 キャプスタンベルト NV-HB100 \100
K0G934A00002 モードSW NV-SB606 \200


まず、モードスイッチを交換します。少々面倒ですが、リアパネルを外し、基板を持ち上げて交換します。


取り寄せたモードスイッチは、代表機種にNV-SB606とありますが、手持ちの部品取り機で何とかならないかと探していた時、NV-SB707と接点が違ったと思ったんですが・・・

まぁ、基本的にメカは同じですし、多分大丈夫・・・でしょう。


こちらは、背面についているファンのフィルターです。これも注文する予定でしたが、すっかり忘れていました。

ちなみにコレ、フィルターを見る限り、タバコの環境下にあったようですが、本体内部は全然臭わず、ヤニなども全くありません。

私は、タバコの臭いすら異常に嫌いで、ちょっとでも臭うとすぐ反応します。新幹線のデッキや、公衆電話の受話器でもすぐ拒絶反応(笑)するんですが、コレはフィルター見るまでわかりませんでした。

多分、タバコの環境下にあった時間が短いか、通電してなかったか、そんな感じだと思います。メカに影響なさそうなのでホッとしました。


フィルターですが、微妙にタバコの臭いがするのと、ホコリを吸い付けていましたので、応急処置として水洗いしました。

しっかり乾燥させてから取り付けます。フィルターは、いずれ交換予定です。

中央に写ってる縦長の影は、デジカメのレンズの汚れです。


ベルトを交換しましたが、これについては付け替えるだけなので省略します。

さっそく仮組みして、テストしてみます。ピンチローラーは汚損防止のため、まだ交換しません。


S-VHS標準にて動作確認したところ、バッチリ動作しました。(・∀・)イイ!!

CBCを録画したものですが、デジタル武装のためか、最近のデッキにしてはカラーノイズが少なく、安定しています。

3倍でもテストしましたが、良好でした。


なお、修理完了して、使い始めたらD-VHSテープ以外使う気はありませんので、後ほど念入りに掃除します。


交換前のピンチローラーはこんな感じでしたので、迷わず交換します。

なお、ピンチローラー自体は容易に外せますが、交換する際はアームごと交換になります。

取り付け時は、アームをギアの溝に合わせて取り付けます。また、グリス塗布も合わせて行います。


ピンチローラー交換後のキャプスタン付近。

周りは掃除しましたので綺麗です。


ヘッド付近。

元々がテープのカスもなく、このくらい綺麗でしたが、念入りに掃除しました。

写真は掃除後です。ヘッドは光り輝いていますし、メカ全体を見ても、走行時間は短かったかと思います。状態がよくてラッキーでした。

長くなってしまったので省略しますが、カセコンやメカシャーシ、外装なども掃除しています。


終わったら、元通り組み立てます。


写真は、修理+掃除が完了し、D-VHSテープを用いて動作テストをしているところ。




STDモードとLS3モードを試しましたが、動作は良好です。(・∀・)イイ!!
あとは、松下製(笑)チューナー買えば、I.Link接続でHSモードを堪能できますね。
モニタは一番後ですかね。。。





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